高所ツアーへのご参加にあたって
■標高3,000メートル以上の場所が目的地に含まれているツアー
標高の高い場所(高所)へ行くツアーには高山病対策が欠かせません。標高の高い場所では空気中の酸素濃度が低くなるため、一回の呼吸で摂取できる酸素の量が少なくなります。その結果、体に起きるさまざまな症状の総称を通称「高山病」と呼びます。「高度障害」ともいい、いわゆる「病気」ではありません。こうした高所へ行くツアーでは、高度順応のしやすい日程を組み、場所により酸素ボンベまたはガモフバックの携行、血中の酸素飽和度を計るパルスオキシメーターの携帯などの配慮をしています。ツアーの催行決定後、高山病の予防・対策・知識に関したご案内を差しあげますので、よくお読みいただき、ご理解のうえツアーにご参加ください。
■標高3,800メートル以上の高所に宿泊するツアー [高所検診が必要]
高所に宿泊するツアーにご参加の場合、所定の健康診断を受けていただきます。アルパインツアーでは、皆様の安全なご旅行のために、専門医(日本登山医学会・登山者検診ネットワーク)の協力のもと、所定の高所健康診断システムをとっていますので、ご協力お願いいたします。申込み受付後、健康診断のご案内をお送りします。この健康診断は登山者検診ネットワークに参画している医療機関または最寄りの病院で受診していただき、専門の医師が判定しています。判定結果によっては、高山病の影響が少ないツアーへの変更をお願いすることがありますので、あらかじめご諒承ください。
※検診等に関わる費用は別途必要となります。
なお、この健康診断は高山病対策のひとつであり、当然ながら高山病にかからない保証ではなく、体調管理の指針となるものです。より安全にご案内するためにご協力ください。