【ガイドが厳選する鳥100種】その5:ミカドキジ

今回は、台湾に分布するミカドキジを紹介します。

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台湾には大型のキジの仲間が3種生息しており、キジとサンケイが低地の森林に生息するのに対して、ミカドキジは標高が高い山林に生息しています。

 

和名、英名(Mikado Pheasant)、学名(Syrmaticus mikado)と、この鳥を表す全ての名称で用いられているミカドは、もちろん帝の意味で、発見された当時の台湾を、日本が統治していたことから、日本の帝である明治天皇にちなんで、名付けられています。

 

このミカドキジ、台湾のバードウォチングでは見たい鳥として、常に名前が挙がる存在ですが、出会うのは簡単ではありません。狙って見るのは難しい鳥ですが、その一方で、どうということの無い道端の斜面で、餌を探している姿と出会うこともあり、神出鬼没なところは、日本のヤマドリと似ています。それが、最近ではこの鳥のポイントがいくつか知られるようになったので、ひと昔前前に比べると、だいぶ観察しやすくなりました。

 

お隣の台湾までは飛行機で3時間あまり、このアクセスの良さを活かして、帝の名を冠した、この美しい鳥を探しに出かけませんか。

 

 

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