【ツアー報告】カンムリワシの島 石垣島 2025年3月30日~4月2日
3月30日、午後に石垣空港を出発。石垣島では地元の方からのリアルタイムの最新情報を頂けるので本当に助かっています。今日は1日中雨マークの予報だったが今は止んでいる。まずはカタグロトビのポイントで待つ。日本で一番体の小さな亜種オサハシブトガラスや色の濃い亜種イシガキヒヨドリ、シロガシラなどで盛り上がる。いつの間にか誰かがムラサキサギ、スグロゾゴイ、カンムリワシ、カタグロトビを八重山4点セットと呼んでいるが、カタグロトビが樹幹を飛ぶ姿がチラッチラッと見えるだけで全員で確認することができない。少し離れたところをフワフワ飛ぶが、「遠い!」。渡り途中のムナグロやメダイチドリの群れが上空を飛んでいく。17:20まで粘ったがじっくりと観察することはなくホテルにチェックイン。18:45に再集合して夜間観察に行く。インドクジャクが奇妙な声で鳴き、翼を広げると約1mもあるヤエヤマオオコウモリがバサバサと飛んでいく。暗くなると一斉にリュウキュウコノハズクが鳴きだして幻想的な雰囲気となる。道路の上に木にアオバズクがとまっているので皆さんでじっくりと観察、撮影。さらに進むと道路脇の木にズグロミゾゴイがとまっていたので、こちらも皆さんでじっくりと観察、撮影する。その後もリュウキュウコノハズクがあちこちにとまっていたのでたっぷりと堪能してホテルへ帰る。
3月31日、細かい雨が横殴りに降っている。ホテルで朝食後、専用バスで出発。昨日の夕方、ナンヨウショウビンがとまっていたという流木を見に行くが近くにカワセミがとまっていた。さらに、近くの橋で粘るが、時々、横殴りの雨が強くなる。カラムクドリ30羽程が電柱にとまるが直ぐに飛んでいく。その後、水田に行くが、雨が強くてバスからの観察となる。セイタカシギが50羽程休んでいる。トイレ休憩を挟んで耕作地を歩くが横殴りの風雨が酷いので撤収。その後、雨が小降りになったので耕作地を歩く。コチドリやアオアシシギなどを観察していると、ハシブトガラスに追われてハイイロチュウヒの雄が飛んでいく。雨が上がったので、見晴らしのいい場所で待つと、カタグロトビがホバリングをしながら飛来する姿を皆さんでじっくりと観察、撮影する。ほんの5分程の雨上がりだが、八重山4点セットの2種目を確認。12:30から八重山そばの昼食。午後も横殴りの雨がずっと降り続き、どうすることもできない。あまりにも何もできない状況にバスのドライバーさんが気を使って三線の弾き語りで民謡を唄ってくれる。「ドライバーさんありがとうございます。」その後はバスの中からサギ類やムナグロ、コチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、アオアシシギなどを観察、撮影して17:40にホテルへ帰る。天気予報では、「明日は前線に低気圧が発生して大荒れとなる」と言っているので暗い気持ちとなる。
4月1日、大雨の予報だったが降っていない。ホテルの周辺でカラムクドリ、ミドリカラスモドキ、タイワンハクセキレイ、シマアカモズなどを観察、撮影された方がいた。ホテルで朝食後、専用バスで出発。河口へ行き、白いクロサギを堪能。電柱にカラムクドリ6羽がとまるが直ぐに飛んでしまう。雨が小降りなので耕作地を歩くとカンムリワシの今年生まれの幼鳥が耕作地に降りていて皆さんでじっくりと観察、撮影、これで八重山4点セットの3種目を確認。さらに、川沿いの道を歩くとムラサキサギが飛び出すが、後ろ姿しか見えなかった。その後、横殴りの酷い風雨となり全員がずぶ濡れとなってバスに避難する。その後は細かい雨が降り続いているが芝地を歩く。一通り見たが何もいないので、もう一回見に行くと、風が強いが雨が上がる。すると、電灯の上にカンムリワシの成鳥がとまり皆さんでじっくりと観察、撮影する。さらに、ズグロミゾゴイが芝地で大きなミミズを引っ張り出しているので、こちらも皆さんでたっぷりと堪能する。その後は暴風雨。なんとかバスに避難して出発。道路脇のバスから7~8mのところにとまっているカンムリワシを観察して、12:30から石垣牛のハンバーグの昼食。午後も横殴りの雨が降ったりやんだりの中、探鳥するが、風雨が酷くてバスの中やバスの近くでの観察となる。バスの中から至近距離で繁殖羽のツメナガセキレイを皆さんでじっくりと観察、撮影してホテルへ帰る。
4月2日、今にも降りそうな曇天だが降ってはいない。ホテルで朝食後、ホテルの周辺で有志の皆さんとカラムクドリ、ミドリカラスモドキ、ハクセキレイなどを観察、撮影する。専用バスで出発し、耕作地を歩くと、足元からリュウキュウヨシゴイが飛び立つ。水田にセイタカシギ約200羽、コサギ約50羽がいて、その中にソリハシセイタカシギ1羽を皆さんでじっくりと観察、撮影する。稲の隙間からタカブシギ、ウズラシギ、オジロトウネンなども見られる。薄日が差してきて青空が見えてきた。他の水田にもセイタカシギが約70羽いて、コアオアシシギ、サルハマシギなどがいる。すると、ムラサキサギの綺麗な婚姻色の個体が降りたので、皆さんでたっぷりと堪能する。これで何とか八重山4点セットを観察、撮影できたのである。耕作地の農道をサギ類やシギ・チドリ類を見ながら歩いているとアカガシラサギが飛び立つ。さらに、シロハラ、アカハラなどを見てバスへ向かうと、別のムラサキサギが木にとまっているので、こちらも皆さんでじっくりと観察、撮影する。耕作地を歩くとカンムリワシ成鳥がとまっていた。さらに川沿いを歩くと綺麗なシマアジの雄2羽がいて、皆さんで堪能する。すると、10m程の距離の電柱にカンムリワシの成鳥がとまって鳴き、直ぐに飛び立って電線にとまる。それを観察しようと近づくと、カタグロトビが飛行してきてポールにとまる。さらに、水田ではムラサキサギ成鳥が餌を採っている。昨日まで、まったく鳥がいなかった場所がウソのように鳥だらけとなる。3種をたっぷりと堪能してバスへ戻ろうとすると、畦にカンムリワシの今年生まれの幼鳥が降りていて、こちらもじっくりと観察、撮影する。昼食後に公園へ行きメダイチドリ、オオメダイチドリなどを観察、撮影して石垣空港で解散となりました。
2日間も大荒れの天気でどうなることかと思ったツアーでしたが、終わってみるとカンムリワシ、ムラサキサギ、ズグロミゾゴイ、カタグロトビの“八重山4点セット”やソリハシセイタカシギ、シマアジなどの渡り途中の珍鳥、さらにリュウキュウコノハズクが鳴く幻想的な世界も体験するという八重山ならではのツアーとなりました。みなさま、お疲れ様でした。
宮島 仁