【ツアー報告】冬の道東でシマフクロウとユキホオジロに会いたい!2024年12月13日~15日
(写真:ユキホオジロ 撮影:松岡哲弘様)
季節を問わず魅力的な野鳥たちが目白押しの北海道。特に道東、知床エリアはバードウォッチャーならば毎年でも訪れたい憧れの場所でしょう。その道東エリアの一部に留鳥として生息しているシマフクロウに出会うことを主な目的として長らくツアー企画してきましたが、昨年からリニューアルし、日中の時間のほぼすべてをユキホオジロを探す行程に変更してみました。まずシマフクロウは国の天然記念物に指定されている日本産では最大のフクロウ類で、全長70cm、翼を広げると180cmにも及びます。夜行性のためその姿を見ることは難しいのですが、道東の一部の宿泊施設ではお客様に提供するために活けられている魚を狙って夜な夜なシマフクロウがやってくるようになった場所があり、それらの場所ではシマフクロウが見られるよう工夫し、また結果として保護増殖に貢献している事例があります。この時期は日没が早いため観察時間を長めに確保できること、厳冬期に比べて混雑していないこと、そして雪景色で見られる可能性が高いことからシマフクロウ観察、撮影にはベストシーズンです。一方、ユキホオジロは冬鳥として渡来するものの、採食行動の特性から行動範囲が極めて広く、北海道の人気種の中でも出会うことが難しい種といえるでしょう。
13日、前日に中標津市内に残っていたため、この日は10:00過ぎには中標津空港にきていました。天候は雲一つない快晴で、風もなく穏やかでしたが、さすがは北海道だけあって空気はとても冷たく感じました。フライトは予定通りで羽田からの機材は14:10に中標津空港に到着し、構内でご集合いただいた後は早速、この日の宿泊地兼探鳥地の羅臼町に向いました。この時期の羅臼町は日没が15:45とあって、空港を出発する頃には風景はすっかり夕景になっていました。移動中のバス車内では3日間の行動予定をはじめ、注意事項、そしてここまでのシマフクロウ、ユキホオジロの出現状況などをお伝えしながら進み、夕陽に染まって赤みを増した国後島を右手に見ながら、ほぼ予定通りに到着しました。
*諸般の事情により詳しい出現状況をウェブサイトでは公開しておりません。
長らく企画、催行してきた「シマフクロウに会いたい」「シマフクロウを撮る」をリニューアルし、昨年からは日中の時間のほぼすべてを使って、なかなか出会うことができないユキホオジロを徹底的に探す行程に変更してみました。正直、かなり難しいだろうと覚悟はしていましたが、昨年は4回チャレンジしてすべてでユキホオジロに出会う幸運がありました。今回は想定外のことが重なってしまい、かなり苦労しましたが、最後の最後でユキホオジロらしい最高のシーンを堪能することができました。一方、シマフクロウも想定外の状況になってしまい、なかなか良いシーンに出会えませんでしたが、2回目のチャレンジではさまざまなシーンを見ることができ幸いでした。北海道はどこに行っても魅力的な野鳥が楽しめます。ぜひ季節や場所を変えてまたお出かけください。この度はご参加いただきましてありがとうございました。
石田光史