【ツアー報告】冬の道東でシマフクロウとユキホオジロに会いたい!2024年12月10日~12日
(写真:ユキホオジロ 撮影:天野昌弘様)
季節を問わず魅力的な野鳥たちが目白押しの北海道。特に道東、知床エリアはバードウォッチャーならば毎年でも訪れたい憧れの場所でしょう。その道東エリアの一部に留鳥として生息しているシマフクロウに出会うことを主な目的として長らくツアー企画してきましたが、昨年からリニューアルし、日中の時間のほぼすべてをユキホオジロを探す行程に変更してみました。まずシマフクロウは国の天然記念物に指定されている日本産では最大のフクロウ類で、全長70cm、翼を広げると180cmにも及びます。夜行性のためその姿を見ることは難しいのですが、道東の一部の宿泊施設ではお客様に提供するために活けられている魚を狙って夜な夜なシマフクロウがやってくるようになった場所があり、それらの場所ではシマフクロウが見られるよう工夫し、また結果として保護増殖に貢献している事例があります。この時期は日没が早いため観察時間を長めに確保できること、厳冬期に比べて混雑していないこと、そして雪景色で見られる可能性が高いことからシマフクロウ観察、撮影にはベストシーズンです。一方、ユキホオジロは冬鳥として渡来するものの、採食行動の特性から行動範囲が極めて広く、北海道の人気種の中でも出会うことが難しい種といえるでしょう。
10日、この日の東京都内は早朝から澄み切った青空で心地の良い朝でした。羽田空港に予定通りご集合ただいた後は資料、搭乗券を配布し、この日の連絡事項をお伝えしてから中標津空港に向いました。ただこの日は残念ながら機材準備に時間がかかったことから出発が1時間弱遅れてしまい、中標津空港に到着したのは15:00でした。日没が15:45とあって、空港を出発する頃には風景はすっかり夕景になっていて、昨日かなりの降雪があったとのことから前回とは全く異なった雪道を走っての移動となりました。
*諸般の事情により詳しい出現状況をウェブサイトでは公開しておりません。
長らく企画、催行してきた「シマフクロウに会いたい」「シマフクロウを撮る」をリニューアルし、昨年からは日中の時間のほぼすべてを使って、なかなか出会うことができないユキホオジロを徹底的に探す行程に変更してみました。正直、かなり難しいだろうと覚悟はしていましたが、昨年は4回チャレンジしてすべてでユキホオジロに出会う幸運がありました。今回は2回目のチャレンジは強風の影響で苦戦したものの、最初のチャレンジでいきなり無風の好条件に恵まれ、群れで飛翔するシーンやハマニンニクに止まる姿、地上採食する姿をたっぷり見ることができました。一方、シマフクロウはかなりの積雪の中ではありましたが、成鳥の2羽並びが見られるなど、計4個体を見ることができ、良い時間を過ごすことができました。北海道はどこに行っても魅力的な野鳥が楽しめます。ぜひ季節や場所を変えてまたお出かけください。この度はご参加いただきましてありがとうございました。
石田光史