【ツアー報告】ニュージーランド 飛べない鳥の島へ 2024年10月19日~28日
弊社としては久しぶりの企画となったニュージーランドまで行ってきました。オーストラリアの隣に浮かぶ島国ですが、島国だけに固有種が多く、ニュージーランドを訪れないと出逢うことが出来ない固有種とも多く出逢いうことができました。
「固有種」は島国にはそれなりにいるのですが、ニュージーランドの固有種は特異な種が多く、キーウィはその代表でしょう。船で生息地となっている地域に渡り、砂浜を歩いて探すのですが、光に敏感なためガイドが赤い光のライトを照らしての観察となりますが、実際に観察すると想像していたよりも大きな鳥で、まずその大きさに驚きました。そして日が暮れてから観察する鳥のもうひとつがコビトペンギン(コガタペンギン)です。日が暮れた後に海から群れで上がって来て、崖をよちよちと登りながら、更新していく姿にはつい笑みがこぼれてしまいます。変わった固有種をそれぞれ挙げていたらいろいろと書くことになってしまうので、あと2種だけご紹介しましょう。ひとつはハシマガリチドリという嘴が下方でなく左右どちらかに湾曲している鳥です。今回のツアーで観察した鳥は右曲がりが多かったように感じましたが、どちら曲がりかを確認するために待っている時間はもどかしくもあり楽しくもありました。そしてもうひとつがホクトウハシブトホオダレムクドリという鳥です。名前が示す通り、頬に青く垂れた肉垂があるのですが、今回はこの観察が難しい鳥を皆でゆっくりと観察、撮影する幸運に恵まれました。
固有種以外のニュージーランドのハイライトがやはり海鳥クルーズです!ワタリアホウドリやシロアホウドリをボートから目線の高さで観察できるので、その大きさを実感することが出来たほか、美しいマダラフルマカモメや珍しいミズナギドリも現れて、次々と現れる海鳥を観ていると、あっという間に時間が経ってしまいます。今回久しぶりに実施したニュージーランドでしたが、来年また企画できたらと思い、早速に準備を始めていますので、ご期待ください。
田仲謙介