【ツアー報告】初夏のモンゴル 南東ゴビ バードウォッチング 2024年6月3日~9日
(写真:ワシミミズク 撮影:中澤均様)
今回、初めて訪れた南東ゴビは砂漠の中に様々な環境があり、それぞれの環境で異なった鳥たちと出会えました。最初に訪れたサインシャンドは植物が殆どみられない瓦礫が広がる砂漠で、今回のツアーのメインであるハシナガサバクガラスやサケイなどが見られました。また、次に訪れたチョイルの草原が広がる砂漠ではハシグロヒタキ、イナバヒタキ、サバクヒタキ、オオチドリ、コウテンシ、ヒメコウテンシ、シベリアジュリン、モウコユキスズメなどが見られ、岩山では、もうひとつのメインであるワシミミズクやセグロサバクヒタキ、コシジロイソヒヨドリ、イワシャコなどが見られました。さらに、所々にある湖や池ではカモ類、モンゴルセグロカモメ、オオメダイチドリ、ソリハシセイタカシギ、ハジロクロハラアジサシ、ハシブトアジサシ、キガシラセキレイなどの水鳥たちを堪能しました。そして、最後に訪れたテレルジは砂漠とは環境が異なりシベリアからのタイガ森林からステップに景色が変わる場所であり、奇岩の岩山に清流が流れ、野生の花々が咲き乱れシラガホオジロ、ジョウビタキ、アカマシコ、キマユヒタキ、コノドジロムシクイ、ノドジロムシクイなどが囀っていました。また、モンゴルといえば猛禽類であり、今回は14種のワシ・タカに出会い、特にヒゲワシ、ソウゲンワシ、クロハゲワシ、ニシオオノスリ、オオノスリ、アカアシチョウゲンボウ、ワキスジハヤブサは巣があってじっくりと観察、撮影することが出来ました。そうそう、初日のホテルの庭にはルリガラ、シラガツリスガラ、ヨーロッパシジュウカラなども見られました。今回、初めてのガイドのバイナはモンゴルの地を知り尽くしていて、とても気さくな感じのいい人でした。また、ホテルはお部屋も綺麗で料理もとても素晴らしいものでした。日本の珍鳥がたくさんいて、みんな綺麗な繁殖羽で囀っている、この時期のモンゴルをたっぷりと楽しみました。ご参加のみなさま、ありがとうございました。
宮島仁