【ツアー紹介】2017年1/30発 ジョージア ヒメノガンと冬鳥ウォッチング 9日間

草原地帯で越冬するヒメノガンの大群と大コーカサス山脈の冬鳥

ツアー概要

日本ではたった2例の記録しかない迷鳥ヒメノガンは、中央アジア以西の草原地帯が主な生息地ですが、どこでも数の多い鳥ではありません。ヨーロッパではスペインなどに生息していますが、生息地は広大な農地イコール私有地で自由に入ることができませんし、数も限られています。分布の本場ともいえるウクライナの平原やカザフスタン東部の大ステップは、簡単に行けるような場所ではありません。
ところが、このヒメノガンが大群で越冬する場所が発見されたと、ジョージアの学者から連絡が入りました。東部の草原地帯で、2008年からの5冬のうち4冬にヒメノガンが越冬し、2011年2月のカウントでは3群1万羽を確認したというのです。そこで2013年1月にツアーを実施した結果、アゼルバイジャン国境に近い草原で2~3千羽という大きな群れを観察することができ、感激しました。以来、現地では毎年越冬し、越冬場所も確定してきています。
越冬地のイオリ台地は地形の変化に富み、ヒメノガンが越冬する草原だけでなく、岩山や川もあって、クロハゲワシやカタシロワシ、コチョウゲンボウやニシオオノスリなどの猛禽類、ムナグロシャコやイワシャコなどのキジ類、クロエリコウテンシなどのヒバリ類、多くのガンカモ類など、数多くの鳥が生息しています。
後半では冬のコーカサス山脈の鳥も見ます。クロス峠手前のグダウリのスキーリゾートに泊まり、峠を越えて北側斜面のカズベギの谷を往復します。特産のシロボシマシコやシロガシラジョウビタキが低地に下ってきています。固有種のコーカサスセッケイやコーカサスクロライチョウも探します。
日比彰(当社スタッフ)

ファインダーからはみ出したグダウリのヒゲワシ

ファインダーからはみ出したグダウリのヒゲワシ

スナジグミの実をついばむシロボシマシコのペア

スナジグミの実をついばむシロボシマシコのペア

■出現が予想される鳥たち

ヒゲワシ、カタシロワシ、ニシオオノスリ、コチョウゲンボウ、コーカサスセッケイ、ヒメノガン、アルメニアセグロカモメ、ヒメアカゲラ、オオモズ、キバシガラス、クロエリコウテンシ、ハマヒバリ、キバシガラス、クビワツグミ、シロガシラジョウビタキ、ムナジロカワガラス、カベバシリ、イワゴジュウカラ、イワヒバリ、シロボシマシコ、ベニヒタイセリン、ゴシキヒワ、等。

国名 ジョージア
旅行期間 2017年1月30日(月)~2月7日(火)
旅行代金 368,000円(東京発着)
1人部屋追加料金 42,000円
同行講師 田仲謙介(当社スタッフ。予定)
最少催行人員 7人
食事 全食事付き(朝食6回・昼食6回・夕食7回)昼食は原則としてボックスランチになります。
催行状況 最新の催行状況はこちらをご覧ください
参加者が10人以上になった場合、旅行代金を割り引いて348,000円とさせていただきます。
燃油サーチャージ(合計約16,000円:2016年3月1日現在)が別途必要です。今後変更となる場合は旅行代金ご請求のさいにご案内いたします。
他空港発着の設定はありません。

スケジュール

日次 スケジュール
1 夜、東京発(飛行機)→カタールのドーハへ。【機内泊】
2 早朝、(飛行機)→ドーハで飛行機を乗り継ぎジョージアのトビリシへ。午後、(飛行機)→トビリシ着。(車)→すぐに最初の鳥を見ながら東のチャチュナ地区へ。夕方、(車)→デドプリツカロ着。【デドプリツカロ泊】
3 終日、(車)→イオリ大地と呼ばれる標高200~800mの草原性の台地でバードウォッチング。群れで越冬中のヒメノガンや、カタシロワシやコチョウゲンボウなどの猛禽類、群れなすヒバリ類やヒワ類を観察します。【デドプリツカロ泊】
4 終日、(車)→イオリ台地のタリバナ・チャチュナ保護区などでバードウォッチング。越冬中の猛禽類や水鳥、小鳥類や、留鳥のカオジロアカゲラやイワゴジュウカラなどを探します。【デドプリツカロ泊】
5 朝、デドプリツカロ発(車)→トビリシ経由、鳥を見ながら大コーカサス山脈のスキーリゾート、グダウリに移動します。夕方、(車)→グダウリ着。【グダウリ泊】
6 終日、(車)→クロス峠(標高2,395m)を越え、北側斜面の谷を下ってカズベギにかけてバードウォッチング。シロボシマシコやユキスズメ、シロガシラジョウビタキなど高山から降りてきている鳥たちを観察します。【グダウリ泊】
7 終日、(車)→今日もクロス峠を越え、大コーカサスの山中での探鳥です。コーカサスセッケイやコーカサスクロライチョウ、越冬中のツグミ類などを探します。【グダウリ泊】
8 朝、グダウリ発(車)→途中、鳥を観察しながらトビリシへ。時間があれば中世の僧院などにも立ち寄ります。夜、トビリシ発(飛行機)→帰国の途に。【機内泊】
9 深夜、(飛行機)→ドーハで飛行機を乗り継いで日本へ。夕方、(飛行機)→東京着。解散。

備考

現地及び航空会社等の都合によりスケジュールが変更になる場合がありますのでご了承ください。
ビザ:不要。
パスポート残存期間:ジョージア入国時6ヵ月以上。
ツアーリーダー:講師が兼任します。現地バードガイドが同行します。
日本発着利用航空会社:カタール航空、トルコ航空、オーストリア航空、アエロフロート・ロシア航空、またはルフトハンザ・ドイツ航空。

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