【ツアー報告】フォトツアー12月の冬の道東めぐり(追加設定) 2021年12月17日~20日
(写真:オジロワシ 撮影:岩尾信治様)
過去、冬の道東めぐりといえば流氷がやってくる時期に合わせて2月に企画していましたが、実は寒さが厳しくなる前、また積雪量が多くなりすぎてしまう厳冬期よりも小鳥類の動きが良いのがこの12月なのです。またシマフクロウに関しても厳冬期は出現率が低く、毎回悩まされるのですが、この時期は出現率が高いも魅力です。またこれらに漁港での海ガモ類撮影、そして漁船を使ってウミスズメ類に接近することができる落石クルーズを組み合わせ、新たに12月にもフォトツアーを企画してみました。誰もが憧れる北海道ですが、厳冬期は積雪量の多さやかなり厳しい寒さのため、なかなか訪れる勇気がわかないといった方にも比較的ご参加しやすい時期設定となっています。ここまで冬の北海道らしさを感じることができない状況が続いていましたが、今週はようやく寒気が入りズバリ雪予報が出る中での出発となりました。
*諸般の事情により詳しい内容をウェブサイトでは公開しておりません。
今回はこのツアーの目玉の一つだったシマエナガの撮影が叶わず残念でした。また冬の小鳥、海ガモ類、オオワシの姿も少なく賑やかさに欠けた印象でした。一方でハシブトガラやシロハラゴジュウカラ、アカゲラ、またオジロワシは良いシーンがあり、モモンガ、エゾリスの撮影ができるラッキーもありました。またシマフクロウに関しては、早々に良いシーンを雪景色の中で撮影することができ、落石クルーズに関しては極めて海況の良い中で、ウミバト、ケイマフリ、ラッコ、コオリガモ、クロガモなどを撮影することができました。知床羅臼はこれから流氷シーズンを迎え、春から初夏にはミズナギドリの大群やシャチ、夏にはマッコウクジラやヒグマのシーズンを迎えます。また季節を変えてぜひ北海道にお出かけください。この度はご参加いただきましてありがとうございました。
石田光史