【ツアー報告】エクアドルは間近に野鳥を観察、撮影できる場所でした!
写真:特異な姿のナガエカサドリ
2017年11月22日出発「エクアドル北部ミンド バードウォッチング 9日間」 ツアー報告
南アメリカの鳥の楽園、エクアドルに出かけてきました。野鳥の動きが活発化する雨期の初めに時期を設定したため、青空にはなかなか恵まれませんでしたが、雨は深夜に降ることが多く、幸運にも観察にあまり影響を受けずにすみました。 チュウハシ類、フウキンチョウ類など鳥の多いエクアドルの山地ですが、その個性を挙げるとすれば、色鮮やかなハチドリ類と、潜行性の強いジアリドリ類がまず思い浮かびます。小型のハチドリ類は自然状態で観察することが難しい種も多いのですが、エクアドルでは宿泊するロッジなどにハチドリ類専用のフィーダーが設置されているので、間近に観察することができます。そしてツアーでは集まる種が異なる場所を選んで訪れるので、それぞれの場所で異なる種に出会え、見飽きることがありません。今回のツアーで出会ったハチドリ類の種数はじつに33種!になります。もう一方のジアリドリ類は深い森林に生息し、観察の難しさは体型がよく似たヤイロチョウに匹敵する鳥です。エクアドルの山地では、この観察の難しいジアリドリ類を土地の所有者が餌付けていますので、容易に観察することができるのです。今回は幸運にもフクロウ類やタチヨタカなどの夜行性の種、高地に生息し、ライチョウと似た生態のオオヒバリチドリ、世界の鳥類の中でもトップクラスの特異な姿をしたナガエカサドリなど、幅広いバラエティの種を観察、撮影することができました。来秋はまた違ったエクアドルのツアーを企画する予定ですので、ご期待ください! (田仲謙介)