【ツアー紹介】★申込み受付終了しました。★5/16発 カナリア諸島 テネリフェ島とグランカナリア島 フラワーウォッチング 9日間

巨大なエキウムやユーフォルビア ベンケイソウ科やノゲシ属など

ツアー概要

アフリカのモロッコの沖約100kmにあるため、この島は昔から植物学者の論議の的でした。それは、島の起源がアフリカに由来するのか、それとも火山活動から隆起した大洋起源の島か。現在東の2島は大陸起源で、他の5島は大洋起源の島との説が有力で、今回は大洋起源のテネリフェ島とラパルマ島を訪れます。カナリア諸島のシンボルともいえる、中央部のテネリフェ島のテイデ山の標高は3,718mで、スペイン領内の最高峰。花を見るのは中腹なので、高度障害が気になるほど高い場所には行きません。周辺も含めたテイデ国立公園は世界遺産です。一見すると殺風景な火山の山腹ですが、黒曜石、砂、まだ生々しい溶岩など、色も性質も異なる地質が次々と現れて驚きます。5月は固有のマメの白や黄色の花、マツムシソウの仲間やシソ科のネペタに美しく彩られます。エキウム・ウィルドプレティは大きなものでは3mにも達し、「宝石の塔」とも呼ばれます。花が赤で遠目には花序がまるでルビーをちりばめたオブジェのように見え、存在感は抜群です。今回はラパルマ島で少し色の淡い、近縁種も観察します。北東に張り出たアナガ半島の雲霧林では、ヴィオラ・アナガエやオレンジ色のイソプレクシスとともに、キキョウ科の花、カナリナ・カナリエンシスを見たいもの。キク科のノゲシ属やベンケイソウ科の植物が大きさも姿も、とても近縁とは思えない姿形の違いに驚きます。少し乾燥したところで、もう1種の巨大なエキウム・シンプレックス、特産のトウダイグサ科、スミキリンも観察します。ベンケイソウ科にも詳しい大場先生とご一緒する大変貴重なチャンスをどうかお見逃しなく!松本聡子(当社スタッフ)

実を見て納得 トウダイグサ科のスミキリン

実を見て納得 トウダイグサ科のスミキリン

湿潤な林床にヴィオラ・アナガエ

湿潤な林床にヴィオラ・アナガエ

イソプレクシス・カナリエンシス

イソプレクシス・カナリエンシス

 

国名 スペイン
旅行期間 2016年5月16日(月)~5月24日(火)
旅行代金 595,000円(東京発着) 他空港発着の設定はありません。
1人部屋追加料金 40,000円
同行講師 大場秀章(当社顧問)
最少催行人員 7人
食事 朝食6回・昼食6回・夕食6回 ※昼食は原則としてボックスランチになります。
催行状況 最新の催行状況はこちらをご覧ください
参加人数が10人以上になった場合、旅行代金を割り引いて575,000円とさせていただきます。
燃油サーチャージ(合計約33,600円:2015年10月5日現在)が別途必要です。今後変更になる場合は旅行代金ご請求のさいにご案内いたします。

スケジュール

日次 スケジュール
1 深夜、東京発(飛行機)→ヨーロッパか中東の中継空港へ。 【機内泊】
2 未明、(飛行機)→中継空港到着後、乗り継いで(飛行機)→マドリッドへ。朝、(飛行機)→マドリッドで飛行機を乗り継いでカナリア諸島のテネリフェ島へ。午後、(飛行機)→テネリフェ島到着。(バス)→さっそくテイデ山に向かいます。夜、(バス)→テイデ山腹着。 【テイデ山腹泊】
3 終日、(バス)→世界遺産に指定されたテイデ国立公園でフラワーウォッチング。赤の大きなエキウム、エキウム・ウィルドプレティの存在感が圧倒的です。そのほか、テイデの名前のついた青いネペタ・テイデア、ピンクや白のキスツスやベンケイソウ科のエオニウム、紫のエリシムムなど、特産の植物を楽しみます。 【テイデ山腹泊】
4 朝、テイデ山腹発(バス)→サンタクルズ・デ・テネリフェへの移動の途中、テノ方面へ。花序が1mにもなる迫力のベンケイソウ科、エオニウム・プセウドウルビクムやカナリーヤシ、サルビア・カナリエンシス、赤く紅葉したユーフォルビア・アトロプルプレア、木化したヒペリクム・カナリエンシスなど、海に浮かぶゴメラ島や断崖絶壁の景色とともに楽しみます。サイネリアの原種のペリカリス、ジギタリスに近縁のオレンジ色のイソプレクシスなども観察予定。夜、(バス)→ホテル着。 【サンタクルズ・デ・テネリフェ泊】
5 終日、(バス)→島の北東のアナガ半島へ、霧にはぐくまれたラウリシルバと呼ばれるヨーロッパでは珍しい照葉樹林や白い花のエキウム・シンプレックス、スターチスの仲間やトウダイグサ科のスミキリン、ノゲシの仲間も間近で観察します。 【サンタクルズ・デ・テネリフェ泊】
6 朝、テネリフェ島発(フェリー)→グランカナリア島へ。昼、到着後(バス)→島の中央部で固有種をはじめとする植物観察。ベンケイソウの仲間は花がなくても多肉質の美しい葉があって、コケのようなモナンテスやひょっとこの口のようなロゼット葉のグレエノヴィアなど、じつに個性的です。夕方、(バス)→宿へ。 【テヘダ泊】
7 終日、(バス)→引き続きグランカナリア島で観察。リュウケツジュと、新種に分けられたドラカエア・タマラナエの違いも観察します。 【ラスパルマス泊】
8 午後、グランカナリア島発(飛行機)→マドリッドへ。夜、(飛行機)→マドリッドで飛行機を乗り継いで中継空港へ。深夜、(飛行機)→飛行機を乗り継いで日本へ。 【機内泊】
9 夕方、(飛行機)→東京着。解散。

備考

現地及び航空会社等の都合によりスケジュールが変更になる場合がありますのでご了承ください。
ビザ:不要。
パスポート残存期間:シェンゲン協定加盟国出国時3ヵ月以上。
ツアーリーダー:同行します。現地ボタニカルガイドが同行します。
日本発着利用航空会社:エールフランス航空、KLMオランダ航空、エミレーツ航空、エティハド航空、カタール航空、日本航空、または全日本空輸。

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