ツアー概要
「パラオにランが100種くらいある、ツアーができないだろうか」と、鳥の担当の田仲謙介から新企画の提案がありました。現地の上杉さんは彼の青年海外協力隊の先輩で、パラオの海と自然を紹介するネイチャーガイド。分類にも詳しく、ランもよく撮影されています。写真にそれぞれ名前をつけているので、どうやって調べたのかと尋ねたところ、なかなか資料のないなかで、戦前の津山先生の論文にもあたって和名を調べる本格派。さらに古いものだけでなく、最近の研究者からの情報も得ているそうです。和名があるのはフラワーウォッチングの目的地では珍しく、わかりやすくて助かります。
ミクロネシアとはギリシャ語に由来し、小さい島々を意味します。隆起サンゴ礁の島々が、海の満ち引による浸食とその上の植物の繁茂で、まるでキノコのような形になっている光景を何かで見たことがありませんか。どこにあるのかというと、ニューギニアの北に位置する赤道から北でマリアナ諸島まで、フィリピンの東沖からキリバスまでの範囲です。今回訪れるパラオは、その地域のいちばん西、日本の真南の約3,000㎞、グアムよりも少し南の赤道にほど近い場所です。直行便で行けば約5時間。あっという間に到着する南の島です。今回はその島の滝や湖を訪ねながら、ランを観察します。約100種のランのうち、今回訪れる9月は大小20種くらいの開花観察を目標にしています。小さいものでは花が1㎜にも満たないそうですが、まずは探してみましょう。ラン以外の植物は、南の島らしくマングローブ、サガリバナの仲間などもあります。本当はカヤックを使うと水際に咲くランも見られるのですが、その条件下では撮影も難しいので、今回は陸からの観察だけを予定しています。
場所が変われば別のランがあります。その多くはあまり人に知られることなく、探検しがいのある世界はまだ近くにあるのです。パラオの自然を体感しに、出かけませんか。
ランを探す渓流地域はこんな様子です
シロバナエビネモドキ
エナガセッコク
ディポディウムはガルドック湖のそばで見られそうです
国名 |
パラオ |
旅行期間 |
2017年9月9日(土)~9月13日(水) |
旅行代金 |
330,000円(東京発着) |
1人部屋追加料金 |
72,000円 |
同行講師 |
松本聡子(当社スタッフ) |
最少催行人員 |
7人 |
食事 |
全食事付き(朝食3回・昼食3回・夕食3回)昼食は原則としてボックスランチになります。 |
催行状況 |
最新の催行状況はこちらをご覧ください |
参加者が10人以上になった場合、旅行代金を割り引いて320,000円とさせていただきます。 |
燃油サーチャージ(合計約2,000円:2017年4月15日現在)が別途必要です。今後変更になる場合は旅行代金ご請求のさいにご案内いたします。 |
他空港発着の設定はありません。 |